メガネユーザーがより快適にVRをプレイするには
・水中ゴーグルのレンズを使う(乱視がなければ安価でおすすめ!)
・VRsatileでオーダーメイドのレンズを作る(乱視がある人、レンズにこだわりたい人におすすめ!)
の2つの選択肢があります。この記事ではVRsatileで実際にレンズを作った筆者が詳細にレポートします。
VRsatileとは?

クラウドファンディングで1000万円以上の支援を得て商品化された、「VR専用メガネ」です。
メガネと言いつつ、上の画像のようにレンズ+VR取り付け用のフレームだけで構成されており、ツルはありません。
VRのヘッドセットの中に直接取り付けて使用できるため、裸眼のような感覚でVRをプレイすることが出来ます。
VRsatileの魅力は、これ一本で様々な機種に対応できるところ。
Oculus Quest2はもちろん、Valve IndexやHTC VIVEなど様々な機種に利用できます。

また、将来新しいVR機器が発売されても、そのVR機器用のアタッチメントを購入すれば、レンズやフレームはそのまま使い回せるのでほとんどコストが掛かりません。
これ一本あればずっと使えるね!
VRsatileの注文方法
BOOTHから注文
VRsatileはBOOTHからのみ注文することができます。
https://booth.pm/ja/items/2018844
ノーマル(13,280円)のはか、ブルーライトカットや傷・汚れ防止加工(18,560円)など様々なオプションが有るので、自分の好みに合わせて選択しましょう。
筆者は「傷・汚れ防止加工」を注文したよ!
処方箋を送る
注文すると「メガネの処方箋情報をください」とのメールが来るので、眼科でもらった処方箋を写真で撮って返信します。

メガネの処方箋は、眼科で1000円程度で作ってくれます。
僕はJINSで測ってもらったメガネを愛用していたのですが、眼科で正確に測ってもらうと今のメガネでは視力0.7未満で車に乗れないことが判明しました。眼科に行くのは面倒ですが、コロナでほとんどガラ空き状態で一瞬で終わりました。目の検診と思って行きましょう。
追加料金の支払い
処方箋を送ると、BOOTHに明記されている通り「度が強い場合は追加料金がかかるため、3000円を振り込んでください」と連絡が来ます。
これは度が強くなるとレンズが厚くなり、VRへの装着の妨げとなるため特殊加工が必要となるからだそうです。メガネ屋でレンズを作るときに薄型のレンズをおすすめされる人は、追加料金が必要と考えておいたほうが良さそうです。追加料金は度数により多少変動があるかもしれません。

処方箋受領から3週間程度でお届けと書かれていましたが、それよりも早く2週間程度で到着しました。
VRsatileレビュー
開封〜装着
それでは実際にVRsatileをレビューしていきましょう。

VRsatile本体のほか、メガネクリーナー、ポーチ、ビニール袋の中に各種VR機器にあわせて調整するためのアタッチメントが入っていました。写真には載っていませんが、取扱説明書も同梱されています。

レンズを拡大してみてみると、中央部がかなり薄く加工されていることが分かります。

実際に取り付けてみるとこのようになります。鼻側の部分がレンズで覆い切れていないように見えますが、視野には一切影響しません。
鼻に当たらないようにあえて斜めにカットを入れてあるものと思います。
この場所に黒目が来ることはないもんね!
使用感
非常に快適です。
VRsatileが届くまではワンデーコンタクトレンズを使用していましたが、全く視野に遜色がありません。
コンタクトをはめなくても、気兼ねなくVRの世界に入れるのはVRsatileの特権だと思います。
多少気になる点が有るとすれば、ヘッドセットをかぶるときに気をつけないとレンズが顔にあたって汚れやすいことです。ただし何回か使用すればコツを掴んで全く汚さなくなりますので、大きな問題ではないと思います。
加工について
傷・汚れ防止加工の恩恵は今の所感じておりません。ノーマルタイプでもよかったかな?と思っていますが、加工のおかげで知らないうちにキズを免れているのかもしれません(笑)
曇り防止加工はつけていませんが、現状特に曇りもかんじていないので、普通にVRをプレイしていてレンズが曇ってしまう方以外はあまり必要はないかと思います。
ノーマルプランでいいかもね!
まとめ
VRsatileはVRへの没入感を深めてくれる、メガネユーザー必携のアイテムと言えます。迷っている方は是非購入をおすすめします!
乱視がない方、コストを減らしたい方は「水中ゴーグルのレンズ」を使うこともご検討ください。